鼓童
太古の昔から日本人の心を揺さぶり、最も親しまれ愛されてきた太鼓。
その日本の伝統芸能を現代に再創造し、太鼓を中心とした伝統的な音楽芸能を究極まで芸術性を高めた演奏活動で日本全国はもとより世界中で熱狂的に愛されているのが、佐渡の太鼓芸能集団『鼓童』です。
歴史と活動
1981年にベルリン芸術祭でデビュー以来、年の約三分の一は国内演奏活動で大都市のみならず全国各地で公演し、三分の一は海外公演で世界を駆け巡りその演奏活動は今や世界46ヶ国3,300回を超える公演にもなる世界的な芸能集団です。
残りの三分の一は活動拠点の佐渡で稽古や創作活動に従事し、1995年以来毎年夏に本拠地佐渡で開催される『アース・セレブレーション』は世界中の著名な芸能家や演奏者と鼓童がコラボレーションする国際芸術祭で、今や国内はもとより世界中から熱狂的なファンが駆けつける一大エベントとなっています。
ノーベル平和賞コンサート、ワールドカップ公式コンサート、世界的映画のサウンドトラック担当、歌舞伎座公演など世界的な大イベントに関わる一方、全国各地の小中学校を巡り子ども達と太鼓を通じた交流を行う「交流学校公演」や地域のイベントに参加するなど日本芸能の普及に貢献する活動は愛好者を始め日本芸術文化振興会、環境省、文化庁などの公的機関からも高く評価されこれまでにも数々の賞を受賞しています。
佐渡の鼓童村
鼓童は新潟県佐渡を本拠地として集団生活をし、多忙な公演活動の合間にも佐渡でたゆまぬ稽古と創作活動に励んでいます。
そんな鼓童の集団生活の本拠地『鼓童村』にある稽古場は、太鼓や色々な楽器の響きを妨げない様に天井高が10メートル近くもある約350平方メートルの大きな建物の為、極寒の冬季に暖房をしても暖気は全て高い天井に上昇してしまい、また猛暑の夏には稽古場全体が蒸し風呂の様に暑くなる厳しい環境になる日も少なくありません。
暖房時に天上に滞る暖気を10メートルもの高さから床まで循環して温度差を出来るだけ抑え、猛暑時には大きな空気の対流により体感温度を下げて快適な環境になる様に、送風量が最大級のハンターシーリングファン6台が設置され鼓童メンバーのより良い稽古環境造りをサポートしています。
また共同生活をしている鼓童村の建物の中にある食堂には、薪ストーブも有り、メンバー・スタッフの食事や憩いの場となっています。
そこでもシーリングファンが活躍し、一年中快適な環境に加え省エネ効果も提供しています。
写真提供:鼓童 HP:www.kodo.or.jp